2006年10月24日

好きなことで疲れる? 〜その1

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


「先生、最近、ゴルフで18番ホールまで
体力が持たないんですよ。
途中で疲れを感じて
ショットもどんどん乱れるんですよ。
年齢のせいですかね」

定期的にカラダのメンテナンスに
通ってきている患者さんが話し始めた。

男の患者さんで40代後半。
4年ほど前に職種が変わり
ゴルフに行く回数が減ったとは
聞いていたが、カラダを見ている限りでは
それほど年齢的な衰えが
急に来ている感じではない。

「それはゴルフを楽しめているかどうかが
ポイントになりますね」


私も最近でこそ忙しくて
クラブを握る暇もないのだが
もともとゴルフ好き。
その患者さんともゴルフ談義に
しばし花が咲いたものだから
こんな話になる。

「楽しめているかどうかですか?
先生にそう改めて問われると
ゴルフが好きなことに変わりはないですが、
最近は仲間とのゴルフが減って
仕事関連のゴルフだけが残った感じでしたね」

「何かをやっているときに
それが楽しめているんだったら
あっという間に時間は過ぎますよ」


「それはそうですね。
苦手な授業は時計がなかなか進まず
得意で楽しい授業は
時間が短く感じました」

「自分が不快感を覚えていると
1ホールが1.5ホールくらいに
感じてしまうんですよ」

「18ホール持たないという感じは
時間を長く感じているからなんですか」

「これまで何回も説明したとおり
ココロとカラダは密接に連動していますから
ココロが楽しくなければ
自然に足取りも重くなるんですよ


「そういえば、ゴルフに夢中になっている感じ、
一所懸命、熱中している感じが
あまりなくなってきていたんですよね」

患者さんの嘆きは続いている。
人は日々、いろいろなことで悩むもの。
この患者さんのテーマはゴルフだが
違うことに関しても通じる話ではある。

次回もこの話をもう少し続けさせてください。



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2006年10月19日

肩こりの話〜その2

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。

現代人の多くが悩んでいる
肩こりについて
患者さんと話が続いている。

「先生。肩が筋肉疲労でこっているのと
ストレスが原因で内臓も含めて
こりが生じているような場合の違いを
見極める必要があるんですよね」

「原因が違うところにありますからね」

「それが同じ肩こりに思えてしまうのは
どうしてなんでしょう?
内臓までこっているほうでも
肩こりしか自覚できないのはなぜですか?」

「人間は内臓の神経よりも
カラダの周囲を取り巻く
外側の神経のほうが鋭敏なんですよ」


「なるほど。だから内臓にも肩にも同じ程度の
こりが生じていたとして
肩や首のこりは感じやすいし気づく。
肩だけがこっているように思えてしまうんですね」

「筋肉のほうがこりやすいというのも
もちろんあります」

「それはなぜですか?」

「そもそも筋肉はカラダのあらゆる部分、
あらゆる動作に対応するようにつくられています。
それに対して、内臓は自分の役割しか果たさない」

「それはわかりますね」

「ストレスがかかり、
緊張すれば筋肉はすぐに固くなり
動きが鈍くなって
スムーズに動かなくなる」

「普段とは違う動きですね」

「筋肉が緊張し
血行などの流れが滞るんです」

「こりは肩や首に出ることが
多いですよね」

「緊張するとまず頭が止まるんです。
精神的に不安になるようなことを考えると
意識が集中してくるんです。
すると頭が止まって固定される」

「頭が人間のパーツの中で
いちばん重たいと聞いたことがあります」

「確かに頭がいちばん重いので
そこを固定しようとしたら
頭を支える首、肩がもっとも
緊張の影響を受けるんです」


「それで肩がこるんですね」

「精神的な圧迫は脳にいきます。
嫌なものは脳が拒否しようとします」

「拒否はストレスですよね」

「嫌いな食物を目の前に出され
それを食べさせられようとする。
それを拒否することがストレスになる」

「結果、肩や首がまずこるんですね。
同時に鈍感で自覚症状は現れにくいですが
内臓にもこりが生じている。
それが私の聞いた
内臓から来る肩こりの正体というか
正確なところだったんですね」

「実際には、そういう肩こりのほうが
圧倒的に多いんですよ」

「ストレスは多いですからね」

「前にも話したかもしれませんが
人間はもともとわがままな存在です。
好きなことだけやっていれば
ストレスはありませんが
それは不可能な話です


「結局、妥協して受け入れることが必要になり
ストレスがかかってしまうんですね」

スムーズに血行が流れて
代謝が行われていれば
よどみない流れの川の水が澄むように
自然治癒力が発揮されて
こりはほぐれていくのだが
流れをせき止めるくらい
こりがたまってしまえば
それをほぐすために治療が必要になる。

そのときに原因を見誤らないためにも
肩こりがストレスから起こることを
知っていて損はないだろう。

とりとめない話にお付き合いいただき
ありがとうございました。



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2006年10月12日

肩こりの話〜その1

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


「先生、以前に肩こりには
内臓から来るものもあると
聞いたことがあるんです。
今日、肩こりがひどいんですが
内臓は弱ってますか?」

足裏治療による体のメンテナンスに
定期的に通ってくる患者さんに尋ねられた。
患者さんの内臓は元気だったので
それを告げてから説明をはじめた。

「肩の筋肉に負荷がかかって
その結果、こりにつながっているケースのほかに
精神的な要因で肩こりが生じるケースも
あるんです


「精神的要因で?」

「最初に『内臓から来る』と言ったのは
そのケースをさしているんではないですか」

「どういうことですか?」

肩こりに悩む現代人は多いはず。
せっかくなので説明することにした。

「現代社会では様々なストレスがかかります。
ストレスがかかると緊張が生じます。
その緊張は内臓にも筋肉にも生じて
どこもスムーズに動かなくなり
萎縮して固まってしまうんです」

リラックスしていない状態ですね」

「短時間でストレスが解消されればいいんですが
それがしばらく続くと
人間本来のもつ自然治癒力が働きづらくなり
カラダにダメージが生じるんです」


「筋肉の柔軟さで血液が流れるわけで
緊張して固まったら血行が悪くなる。
流れが滞ることで自然治癒力が下がるんですね」

「緊張で胃が縮みあがるなどと
いうではないですか。
内臓にも同じようにストレスによる
こりが生じているんです」

「肩や首だけが、こっているのではなく
全身にこりは生じている。
精神的ストレスはそれほど大きいんですね。
すると内臓から来る肩こりって?」

「内臓から来るというより、
内臓にもこりが生じているケースと
考えたほうが正確でしょう」

「内臓のこりですか。
あまり自覚症状はありませんよね」

「内臓にまで自覚症状が出たら
それはかなり重症で末期的ですよ。
ただ、内臓も含めて
全身にこりが生じているのか
肩や首だけがこっているのかを
きちんと見極めないと
本当の原因にはいたりません


「つい肩こりということで
一律に判断しがちですよね」

「筋肉疲労による肩こりだったら
その疲労の原因を取り除けばいい。
しかしストレスで全身が
こっているような状態だったら
そのストレスの原因を
取り除かなければならない」

「でも自覚症状としては
同じ肩こりだから
区別がつきにくいんですね」

肩こりについて
患者さんとの話はまだ続いた。

せっかくなのでもう少し
お付き合いただければと思います。



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2006年10月03日

健康診断は必要か? 〜その5

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


病気を治したいという気持ちに
素直に自然体で向き合うことの
大切さを患者さんと話している。

先生のお話どおり
自然体でないといろいろなところに
歪みが生じそうですね

納得いく治療法にも出合えない」

途中の過程で
あきらめや妥協といったものが
入り込むといい出合いに至らないんです


「それどころか逆に変なものと出合って
それを勧められて
そこから話がどんどん逸れていって
しまいそうですよね」

「本来、道を逸れたら気づくはずなのに
それが気づかなくなってしまうんです」

「納得いかないはずのものに
納得してしまったり‥。
それもこれも素直な自然体でない
ふるまいが関係するんですね」

「たとえば、漢方薬で
効果があるものが
毎日8時間ずつ煎じないと
ならないものだとするじゃないですか。
それでもそれがわが子の病には
よくきくとする。
そんなこと大変でできないと思う部分と
病気であるつらさを
ハカリにかけてみてください。
病気のほうがよほどつらいはずです


「親の純粋な気持ちはそうでしょう。
先ほどの先生の言葉にあるとおり
治したいという気持ちに素直に
自然体でしたがえば8時間もつらくない


「どうしたいのか。
治したいのか、治したくないのか。
その2つに1つであって
中途半端はありえないんですよ」

「病気に限らずすべてに
通じる考え方のような気がします」

「自分の気持ちに対してピュアで
ココロに自然体でしたがえる人、
そうでない人の差は
様々な場面で顔を出します」


「健やかに暮らせるかどうか
そこに差が出そうですね」

「治療の際にできるだけ薬を使わない。
ほとんど原因は本人の中にあると考え、
よく眠る、カラダを休める、
きちんとした食事をとる。
そうしたことで人間本来の持つ
自然治癒力が発揮されるんです」


「それには自分のことをきちんと
知っているかどうかも大事ですね」

「自分を知って、自分を信じて
自分のことをどれだけ
大事にしているか。
大事にしていればきっと気づくことが
あるはずなんです」

「そうした気づきを無理やり押し込めて
我慢を繰り返すことが
多そうですね」

「治すのは自分か医者かと
いうことですよ。
医者は治すのではなく
お手伝いをするだけ。
人間は自分で治すように
できているんです


「だから自分のココロに
素直に自然体で暮らすことが
本当に大事なんですね」

病気を治したいとか、
健やかに暮らしたいとか、
何かを願うときには
そのことを強く思い
その気持ちに素直にしたがって行動する。
そうすれば必ず納得いく出合いが待っている。


そのことの大切さは、これからも何回となく
話していくことになるだろう。

長い間お付き合いいただき、
ありがとうございました。



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