2006年12月27日

ペットとのつき合い方〜その1

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


「先生、うちの親戚の家の
イヌの話なんですけど‥」

カラダのメンテナンスに通っている
患者さんが話し出した。

足裏治療をしているからといって
いつもいつもカラダの悩みを
聞いているわけではない。

患者さんの親戚の家では高齢のマルチーズを
飼っていたそうだ。

「ところが、一番可愛がっていた伯母が
腰を痛めて入院してしまったんです。
するとそのマルチーズは
めっきり弱ってしまったんですね」

イヌは本当に一途なんですよ。
一番、可愛がってくれていた人がいない。
何でいないんだろう。
毎日思っているうちに
具合が悪くなってしまったんでしょう」

「そんなある日、伯母が一時帰宅で
家に戻ってきたそうなんです。
伯父は腰を痛めた伯母のために
階段にリフトを設置して迎えました」

患者さんの話によると
伯母さんの姿が玄関に現れたとたん
それまで弱っていたマルチーズが
急に元気になって一声吠えたそうだ。


「伯母が本当に可愛がっていた
マルチーズですから
伯父もまずマルチーズを
抱かしてやろうと2階から
イヌを抱えてきて
車椅子の伯母のひざの上に
寝かせたそうなんです」

「それは伯母さんも
マルチーズも本当に喜んだでしょう」

「ええ、伯母は車椅子でしたから
ひざの上にマルチーズを乗せました。
それで伯父がリフトで伯母を
2階に上げたんですが、
ゆっくりと車椅子が動き
いざ2階に着いてみると
そのとたんにマルチーズは
眠るように伯母の腕の中で
息をひきとっていたんです」

本当に心配していた飼い主が
帰ってきてくれた喜びで
マルチーズには最後の力が
奮い起こされたんでしょう。
そしてそのことでホッと安心して
寿命を迎えたんでしょうね」

「その話を聞いたとき
不思議なこともあるものだと
思うと同時に
すごく強い絆を感じました」

この患者さんの伯母さんのケースは
むしろ恵まれた関係が
ペットと飼い主の間で築かれていたことを
示しているのだろう。

しかし、現代の日本のペット事情が
それほど恵まれているとは思えない。

せっかくなので、そのへんの話を
もう少し、患者さんと続けることにした。

お付き合いただければ幸いです。


と、いっても今年はこれで最後です。
続きは新年になります。

皆様、今年も一年、
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。



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2006年12月22日

人づき合いが苦手な人〜その4

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


人づき合いの苦手な人というテーマで
患者さんとしばらく話をしている。

「わかりました。人づき合いが苦手な人は
子供のころの親とのコミュニケーションに
端を発して、その後も他者との
コミュニケーションで素直に
自分を出せずにストレス
感じてきているんですね、先生」

「もちろんそれだけが原因と
一概には決めつけられませんが
そういうことも要因に
なりうるということです」

「はい、わかりました。
ありがとうございました」

「でも、話はこれで終わりではないですよ」

「はあ?」

「人づき合いが下手と感じている人の
立場を想定してみましょうよ」

「その人の立場ですか?」

私だったら、人づき合いが
うまいとか下手だとか
深く考えないほうがいいですよと
声をかけてあげたいですね


「考えなくていい?」

「ええ、だってあなたはもうすでに
存在しているんですから
あなたなりに生きていくしかないんです


「だったらいいも悪いもないと」

「ええ、自然体で自分のあるがままを
素直に受け入れていけばいいんです。
人とうまく話せないんだったら
無理して話さなければいいんですよ


「人づき合いの下手さを
悩むことはないんですね」

本当に必要なことだったら
自然に話しますよ。
話せないと感じることは
話す必要がないからなんです。

根っこはそういうもの。
そう考えるのが自然でしょう」

「そういえばそうですよね」

「何かを決めなければならない
会議でなかなかアイデアが
出ないときもあるでしょう?」

「ええ、うちの会社でもよくあります」

「何か出てこないなら
無理に出さなくていいんじゃないですか。
無理にその問題にとどまっていない」

「別の視点がないか
考えたりすることですね」

「ええ、そこで考え直すのは
カラダにとって心地よい
ストレスになるはずです。
前向きの方向に進むときに
かかるストレスでしたら
カラダのダメージはないんです


「なるほどな。
人づき合いが下手だったら
そういう自分でいいじゃないか。
そういう自分を素直に
受け入れていけばいいんですね」

あるがままの自分を素直に受け入れることが
健やかな生活には欠かせない。
そこをきちんと理解したうえで
自分に余裕があって
自分を変えたら楽しそうだなと思えるなら
その楽しみを見つけるために
あれこれと考えてみる。

そのときに感じるストレスは
心地よいものであり
健やかな生活の邪魔をするものではない。

難しく考えなくていいから
そういう雰囲気を感じ取ってもらえたら
今回の話も、それでよかったと思う。

長い間、お付き合いただき
ありがとうございました。



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2006年12月12日

人づき合いが苦手な人〜その3

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


人づき合いが苦手な人の場合、
子供のころの親とのコミュニケーションが
その苦手さを生む要因のひとつに
なっていることが多いという話が続いている。

「子供の相談を頭ごなしに
ダメだからダメだという
コミュニケーションを
私たち大人も
反省しないといけないということですね、先生」

「なんでいけないんだ? が
解消されないまま禁止を強制する。
それで子供が親の目を
ごまかすようになる」

ストレートに伝え合わずに
あれこれ言葉をこねくり回す
関係はつらそうですね」

「大人同士でも同じですよ。
いくつも言葉を並べて
それで伝わらなかったときの
ストレスはかなり大きいですよ」

「よくわかりますね」

コミュニケーション上手は
あまり言葉を選びませんよ。

本当に思っていることを
その場に合ったように
発しているだけ」

「コミュニケーションが
うまくとれなそうだから
言葉でごまかそうとするんですかね」

「必要なときに必要なことを
必要な言葉で話せばいいんです」


「難しく思えてきちゃったなぁ」

「そういったことが子供のころの
親との言葉のキャッチボールを通して
自然と頃合を訓練し
身に着けてくるのが自然なんですけどね」

「慣れるわけですね」

「人生って慣れていくしかないんです。
それをはしょればはしょるほど
人生が下手になっていく」


「場数を踏まなければ
キャッチボールもできないんですね。
後天的に学ぶことの多いのが
人間ですからね」

「話を元に戻せば
子供とのコミュニケーションで
親がきちんと役目を果たすことなんです」

「そういう親に育てられていれば
人づき合いの下手な人間だと
悩むようなことにならないで済むんですね」

患者さんも納得したような表情になった。
でも、ここでこの話は終わりではない。

もう一回だけ、話を続けさせてください。



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2006年12月05日

人づき合いが苦手な人〜その2

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


患者さんと人づき合いの
苦手な人についての
話が続いている。

「先生、人づき合いが苦手になってしまう
要因のひとつに子供のころの
コミュニケーションの問題があるんですよね」

「子供のころに親との間で
どのようなコミュニケーションを
とってきたかどうかですね」

「うちは会話はあると思うんですけど‥」

「どのような会話かですよね。
子供が親のほうに寄っていったときに
誠実に対応してくれたかどうか。
守ってくれたかどうか


「具体的にはどのようなケースなんです?」

「たとえば子供が携帯電話
買って欲しいといってきたとします。
親は携帯が悪への入口になると思う。
子供の世界では持っていないほうが
おかしいという状況がある」

「はい、とてもわかりやすい状況です。
親の判断ではまだ早いと思うんです」

「それに対して子供は
皆が持っているのになんで? 
と考えます。そのときに
親が子に対してどのように
コミュニケーションしていくか」

「ダメだからダメだ、と
ついつい、いってしまいそうです」

「親の判断を子供に強制する。
あれもダメ、これもダメと
同じようなケースはすべて
そのような対応をとりがちです」

「そ、そうですね」

あれもダメ、これもダメといわれると
子供心にどうやって親の目を
ごまかすかのほうに走るんです。

すべて親に知られないように
はかりごとをしていくようになる。
そこに最初の親の対応が
関係してくるんです」

「耳が痛いです」

「皆が持っているが、
自分の家ではどうするか。
きちんとしたルールを作ればいいんです」

「頭ごなしにダメと
決め付けるのではなく、ということですね」

「その家、その家のルールを
きちんと話し合って作ればいいんです。
その結果、まだ与えないことになってもいい。
子供の“なんで?”が解消されないまま
禁止だけ強制するのがいけないんです


「そういう場面、多いですね」

患者さんも考え込む顔つきになった。

もう少しこの話を続けさせてください。



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