2007年03月30日

花粉症に思う〜その4

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


患者のTさんと花粉症の話をしているうちに
なぜ人間が自然のサイクルを
破壊するようなことをしてしまうのか──
そんな話になってきた。

先生、人間はなぜ文明や科学を
過度に発達させてしまうんでしょう?」


それは人間が欲望に限りのない
動物だからですよ


「欲望に限りがない?
なんとなく自覚はありますが‥」

「普通、お腹がいっぱいのライオンは
目の前を獲物が通ったとしても
襲うようなことはありません」

「でも人間はお腹がいっぱいでも
殺生をすると‥‥」

「地球温暖化といいます。
すごく大きな自然界の話のように
感じるかもしれませんが
じつはすべて人間がしでかしたことと
いってもいいのではないですか」

「たしかにそうですね」

「快適さを求める欲望を抑えきれない。
じつはすでに十分快適になっているのに
どこまでもどこまでもそれを追い求める。
人間だけがそういった愚かさを
持っているのです」

「でも先生、人間がそういう
愚かな存在だとしたら
文明を捨てて生きていこうとしても
むりな話だということになりますね。
いまさらむりだとしたら
人間はどう対処していけばいいんですか?」


「たしかにいまさら何世紀も前の
文明や科学が過度に発達していなかった
時代に暮らしぶりを戻そうとしても
それはむりな話でしょう」

「じゃあ、やはり花粉症に苦しむしかない。
そういうことなんですか?
少しでも状況をよくする方法はないんですか?」

まず今できる対策は
各人がなるべく自然のサイクルに沿った
生活を送るように心がけることでしょうね


「自然のサイクルに沿うんですか?」

太陽の昇る時間、沈む時間に
生活サイクルをなるべく近づけるように
早寝早起きを心がける。
暴飲暴食せずに腹八分目。
嗜好品ばかり口にしないことです


「ほとんどできていません」

自然のものを自然の流れで食する。
夏のものは夏に、冬のものは冬に食べます。
自然の流れ、四季の流れに
合わせることを意識するんです


「免疫力がコントロールできない点は
どうなんでしょうか?」

免疫力をきちんと発揮させようと思ったら
睡眠と運動が欠かせません。

きちんとカラダが休んでいないから
持っている機能を発揮できず
抵抗力も落ちてしまうんです」

「お日様が昇ったら起きて
沈んだら眠るような生活。
ほんの一世代、二世代前の生活で
決して何百年も前の話ではないですよね。
だから花粉症はつい最近になって
これだけ目だってきたんですね」

状況の変化が早すぎれば
それだけ適応が難しくなる。
それで問題が噴出してくるんです


「まさにいまがそうですね」

「そうした問題の根底に横たわるのが
人間の欲望が尽きることがないという現実。
結局、そこが大きなポイントなんですよ」

「一昔前は午後7時には
街はもう暗かったですものね」

「でも24時間という限られている時間を
少しでも長く使おうという欲望が
尽きないものだからむりしてでも
文明や科学を発達させ時間をつくり出す」

「一見、便利なようですが
ほんとは暮らしにくかったんですね」

そんな時代に人間はどう暮らしていけばいいのか?

そのへんの話をもう少し続けさせてください。



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タグ:花粉症
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2007年03月22日

花粉症に思う〜その3

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


患者のTさんと花粉症の話が続いている。

人間が快適さを求めるあまり
文明や科学を過度に発達させて
その結果、自然界に悪い影響を与えたんですね


「ええ」

「それで植物は自分の種を守ろうとして
より多くの花粉を飛ばすようになった
、と。
では、先生、人間のほうはどうなんですか?」

「自然界に生きるものは
環境の変化に順応しながら生息していきます。
しかし人間はまったく逆のことをする。
自分たちの快適さのために
自然界のバランスを壊すようなことをするんです


「大切な自然界のサイクルを
壊してしまうんですね」

本来、自然界で暮らすものには
自然治癒力、回復力といったものを
持っているはずです。自然界の影響から
それで自分を守っていくんです


「自然界といってもやさしいことばかりでなく
きびしい状況に放り込まれることもありますよね」

でも人間のように文明や科学を
過度に発達させると
まず自分たちを自然界から
遮断することになります


「自然界の影響が感じられなくなりますね」

「厳しい状況に出合ったとき自分を守るために
治癒力や回復力が本能的に発揮されるはず。
でも自然界の影響を排除すれば
抵抗する必要がなくなりますから
そういった本来持っている能力が
だんだんと退化してしまうんです


「なるほど。花粉症になったら
すぐに薬などケミカルなものに頼って
症状を抑えようとするから
人間本来の持っている免疫力が発揮されない。
免疫力をコントロールできない結果が
花粉症となって現れるんですね


カラダのバランスが崩れセンサーが
機能しなくなってしまっているんです


文明や科学に過度に守られて
人間は本来持っている能力を失い弱る。
それに対して人間がまき散らす老廃物に
対抗しようと自然界はどんどん強くなっていく。
この戦いはなんとも分が悪いですね


「もし動植物が口がきけたら
大変な騒動になっていると思いますよ」

「人間の地球上からの追放が
決定されるかもしれませんね。
いったいどうしてそのような事態に
人間は陥ってしまうのでしょうか?」

Tさんの疑問ももっともな話。

次回はそのあたりから
話を続けさせてもらいたいと思います。




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2007年03月14日

花粉症に思う〜その2

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


花粉症の季節。花粉症に悩むようになったのは
快適さを求めて、文明や科学を過度に
発達させていった結果だという話を
患者さんと続けている。

先生、文明や科学がどんなふうに
人間の質を変えてしまったんですか?」


「まず文明や科学が植物に
与えた影響を考えてみましょう。
人間が快適さを求めて文明や科学を発達させ
自然に逆らって生活していきます」

「車に乗ったり、エアコンを使ったりですね」

「そのときに人間のカラダでいえば
老廃物を自然界にまき散らすことになります

「排気ガス、室外機の熱気‥。
そうした老廃物が自然界にまき散らされると
いったいどんなことが起こるんですか?
自然によくないんだろうなとはわかりますが」

「まず自然界における
いちばん大きなテーマを考えてみましょう」

「大きなテーマですか?」

「それは次の世代をつくること。
子孫を残し、種を保存しようとすることが
自然界ではもっとも大きなテーマなんです

その自然界の環境を破壊するように
文明や科学の老廃物がまき散らされます


「それは自然界に暮らすものにとって
ピンチですね」

「危機感を覚え生き残ろうと対応します。
人間が快適さを求めることで
自然界に暮らすものがピンチになります。
するとその状況に応じて
生き残ろうと変化を遂げていくのです


「排気ガスや室外機の熱気で
空気が汚れていくから
生き残ろうと植物が必死になって
花粉の量を増やしていくんですね


「花粉症に悩んでいる人が増えるのには
そうした構図が無関係ではないんです。
でも、植物の変化に加えて
人間のほうの存在自体も
状況の変化に見舞われるんです


「それはどういうことですか?」

Tさんの興味もまだつきないようだ。

もう少しこの話を続けさせてください。



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2007年03月08日

花粉症に思う〜その1

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


今年は暖冬のせいか
花粉が飛び出したのも
早かったようだ。

先生のところに
カラダのメンテナンスに通うようになって
花粉症が治りました
からいいですけど
さっそく苦しんでいる人が多いですね」

とは、定期的にカラダのメンテナンスに
通ってくる中年男性のTさんの弁。


「先生、またマスクや薬が売れるでしょうね。
いまや一大産業じゃないですか」

「花粉症に苦しんでいるからと
鎮痛剤と同じような感覚で
薬を飲んで症状を抑えようとする人は
たしかに多いですね」

「薬を飲むのがいちばんの対処法ですか?」

「薬で症状を抑えたからといって
根本的に治したわけではないですから
薬が切れればまた症状が出ます。
花粉症の季節になるたび
薬を飲まなければならない。
そんな繰り返しです」

「そうですよね。
しかし先生、花粉症は昔からあったんですか?
植物に花粉はつきものですよね。
で、その植物は昔からあったわけですし‥」

確かに花粉は昔から飛んでいました。
しかし花粉症がこれほどポピュラーになったのは
つい最近のことですね


「それはなぜなんですか?」

「ひとくちでいうと
人間の質が変わってしまったんです。
自然界に順応できなくなったことが
花粉症に苦しむ人をこれだけ増やしたんです


「自然界に順応できなくなったんですね」

いまの人間は自然の営み、自然のサイクルから
遠く離れた存在になってしまっています


「すると花粉症に限らず
食物アレルギーなどというのも
人間の質が変わってしまったことが
原因なんでしょうかね。
だってもともとそういう食物を口にしても
大丈夫なように人間はできているんでしょう?」

「花粉と同じく食物が変わったわけではなく
人間が自然のサイクルから
遠い存在になってしまったんです」

「それはどうしてですか?」

「文明のせいです」

「文明のせい、ですか?」

快適さを求めて
文明や科学を過度に発達させていった結果です


「文明や科学の過度の発達による
副作用というわけですね。
花粉症もそのひとつだと」

Tさんもまだまだ話し続けたいようだ。

もう少し花粉症の話を続けていきましょう。




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