2007年04月27日

鼻呼吸と口呼吸〜その2

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。

私が以前に話した呼吸の話を覚えていた
患者さんの疑問に応えて
口呼吸と鼻呼吸の差についての話が続いている。

「人間のカラダには酸素がとても大事で
その酸素をとりいれるには口呼吸よりも
鼻呼吸のほうが優れているということでしたが
人間、ピンチになるとハアハアと
口で呼吸しませんか、先生?」

「そうですね。たとえば風邪で高熱を
発していると口呼吸になってしまいます。
カラダの力が正常に発揮されないと
深く鼻で呼吸することは難しいんです


「ピンチに口で呼吸するのは
ピンチの状態を早急に脱出するためじゃなくて
カラダがピンチだから口でしか
呼吸ができなくなっているんですね」

「強い運動を終えた直後には
口で短く息を吸ったり吐いたりします。
少しその状態が落ち着いたら
鼻で大きく深呼吸をしたほうが
カラダの回復は早いものですよ


「そういえばそうですね。
マラソン中継などを見ていても
口でハアハアと呼吸を始めた選手は
バテているんだなと見えますよ」

ヨガとかストレッチとかでも
鼻から呼吸するように教えています。
より効率よくカラダを機能させ
運動の効果をアップするわけです


「日ごろから鼻で呼吸をする習慣を
つけるように心がけていくことですね。
先生のいったプロ野球の投手は
マウンド上でアップになったときに
口を開いていることが多いですね」

「口呼吸が普通になってしまっているんです」

「才能があるからそれなりに
立派な成績は残していますが
故障が多いことが指摘されているのは
そのあたりとも関係がありそうですね」

口で呼吸するか、鼻で呼吸するか。
そのことは様々な方面に影響を与えている。

もう少しこの話を患者さんと
続けさせてください。



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2007年04月20日

鼻呼吸と口呼吸〜その1

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


4月の声を聞き、プロ野球も開幕。

「そういえば、先生が以前に
あるプロ野球選手のことを評して
『いい選手なんだけど、あれで
口で呼吸しないようになったら
もっと成績が上がるはず』だと
言っていたじゃないですか‥」

カラダのメンテナンスに定期的に
訪れてくる患者さんが話しだした。

「口で呼吸しないといったら
鼻で呼吸するということですよね。
先生、そこの差はどこにあるんですか?」

呼吸には鼻と口と両方ありますね。
その両者の差は、簡単にいってしまうと
酸素をカラダの中にとりいれるときの
深さが違うんです


「深さですか。確かに口で呼吸すると
胸のあたりで空気が
止まってしまう感じがします」

「深呼吸で比べると
もっとよくわかりますよ」

「ほんとうだ。口で吸うと
腹の底まで入っていかない感じがします。
鼻で吸うと、奥深くまで入っていき
カラダの隅々にしみいる感じがしますね」

人間は空気から酸素をとりいれて
カラダの維持機能を果たしています。

呼吸は深いほうが酸素を
たくさんとりいれることができるんです」

「同じ一回の呼吸でも
口で吸ったり吐いたりするほうが
鼻で吸ったり吐いたりするよりも
効率が悪い感じですね」

「カラダを維持するには
栄養分を摂取するのも必要ですが
その栄養をとりいれ老廃物を排出するためには
酸素が必要なんですよ


どんなに多量の栄養分をとっても
酸素が十分に摂取されていないと
カラダがきちんと働かないということですね


「酸素が十分に供給されていないと
細胞ひとつひとつが
きちんと機能しなくなってしまいます」

「酸素はやはり重要なんですね。
それをカラダにとりいれる呼吸にも
気を遣わないとならないということですね」

日ごろの何気ない行為だからこそ
意識しないと正しく行わないまま
効率の悪い生活を送ることになりかねない。

患者さんの素朴な疑問から話し出した呼吸の話。
もう少し続けさせてください。



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タグ:呼吸
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2007年04月13日

花粉症に思う〜その6

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


欲望にブレーキのかからない人間は
いったいどうすればいいのだろうか。


患者のTさんとの話は花粉症から
だんだん話が広がってきた。

「もうちょっと対処法を教えてくださいよ」

ほどほどで十分いいと考えることですね

「ほどほどですか」

「その線をつくるのは
欲望に限りがないだけむずかしい。
でも自然体でものごとに接してみてください」

「自然体ですか?」

世の中に存在するすべてのものには
存在するだけの意味、価値が必ずある。
そう考えてその存在を素直に
認めてあげてください


それが自然体で物事を
受け入れるということですね


「存在が素直に認められたら
直そうとか壊そうとか思わないはずです。
そうすると自然界も捨てたものではなく
むりなく適度に快適に過ごせるように
なるかもしれませんよ」

「人間の身勝手で自然界を壊してしまったという
事実はもう消せないですよね。
だったらせめて少しでも自然に寄り添うように
ほどほどでいいと生きていくことくらいしか
いまやできなそうですね、私たちは」

「自分たちがつくったもので
自分たちが負けてしまうというのは
いかにも無力でひ弱な人間らしい話です」

「これだけ便利になってしまったら
時計の針を逆に回して
昔に帰ろうとしてもむりですね」

「だとしたら少しでも意識を変えて
破滅の速度を遅くすることです」

「人間はもうそれくらいしか
できないんでしょうね」

文明や科学の恩恵は確かに大きいです。
しかし物事は必ず表裏一体です。
得たものだけ失うものもあります


「でも先生、なかなかそこには
目を向けられないものですよね」

「ある意味、人間はヒトという一種類です」

「動物はそれぞれたくさんの種がいますね」

「でも人間は一種類。ということは
ひとつの攻撃ですべて倒れてしまうという
危険性をはらんでいます」

「いくつか種類があれば全滅させるには
それだけ多様な攻撃が必要とされることが
あるかもしれませんね」

「じつはそうした種の多さも
自分たちを保存しようとする
本能のなせるわざなのでしょう」

「そういうことを考えると
人間は本当に弱い動物ですね」

「それを自覚して
自然に寄り添うように生きていくことです

本来、弱いものが文明や科学の力で
自然や周囲をねじ伏せ
強いものとして君臨しようとしているんですね


そこにはむりがあります。
むりは決して長続きしません


「ほんとうですね。よくわかりました
これからは少し自然を意識して
暮らしていくようにします」

自分は弱い存在であると思えば
生きていることに感謝する気持ちが
自然とわいてくるはず。


そこでむりせず自然体で生きていこうとすること。
それができたら少しは健やかな生活を
手に入れることができるかもしれない。

長い間、おつき合いいただき
ありがとうございました。



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タグ:花粉症
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2007年04月06日

花粉症に思う〜その5

こんにちは。
足裏健康研究所主宰 安東春樹です。


患者さんのTさんと花粉症について話すうちに
現代の人間はどう暮らしていけばいいのか──
そんな話になっている。

「そうなると先生、過度に文明や科学が
発達した世の中で人間は
どのように暮らしていけばいいんでしょう?」


「これまでも折にふれて話してきましたが
自分も自然界の一員であること、
そこに極力、意識を持っていくように
することが大切です


「そういえば先生に前に聞きました。
春の芽吹きの季節は
自然界にパワーの満ちる季節だと。
その時期、人間はそのパワーに
対抗できずにやられてしまうんですよね」

春はこれから成長がスタートする時期。
何事もアクションを起こす瞬間が
いちばんパワーを必要とします


「車の発進と同じですね」

「春にはいちばんエネルギーを必要とするから
自然界に暮らすものは冬の間に
エネルギーを蓄えておくのです」

「でも、人間はそういうことをしないから
パワーが生まれずに自然界のパワーに
やられてしまうことになるんですね」

人間は季節が変わっても
中身に変化がありません。
文明や科学の力で乗り切ってしまうため
自分自身は対応しないようになってしまうんです


「考えたら人間がいちばん弱い動物ですね。
その人間に知恵がついたのはいいですけど
限りない欲望までセットになっていた」

「それで弱さを補おうとする行動が
過剰になってしまうのです」

「そういえば花粉症の中でも
スギ花粉によるものが多いですよね。
昔、木を切って使った後に
もっとたくさん使いたいからといって
いちばん成長が早いといわれている
スギをどんどん植えたそうですね。
そのスギに、今、やられているわけですか」

「ともかく人間は欲望にブレーキをかけることが
本当に苦手な動物なんですよ」

「ほんとうにどう考えたらいいんでしょう。
だんだんわからなくなってしまいますね」

Tさんの疑問にもう少しつき合おうと思う。

この話、もう1回だけ続けさせてください。




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