「気がカラダの動きを左右するんですよね、先生」
「登山でだんだん疲れてくると、歩きたくなくなって、どんどん歩みが遅くなるのに、
頂上が見えたとたんに元気になるし、よし、もうひと頑張りと気合が入る。
すると足が軽くなる。そんなことがあるでしょう」
「確かに、その場合は気がカラダそのものを動かしますね。
カラダを動かすのだから、健康な暮らしとも密接につながっているんですね。
でも、ボクにも気はあるんですかね」
「気は誰もが持っているんですよ。
第六感と言うでしょう。
なんとなくというあいまいなものですが、自分の願望が含まれた予感がある。
あれもまさしく気の力なんですよ。
ただそれを必要なときに使うか、使わないかに個人差があるんです」
「気分もそうですが、気合とか気力とか根気とか、
気のつく言葉は多いですものね」
「気の存在は納得しづらいんですよ。
科学で実証しがたい。
それを何かパフォーマンスで示そうとすると
妙にうさんくさくなってしまう」
「確かに、そうですね」
「でも、気は確かに存在するんです。
そもそも科学だって、スタートは、ひらめきだったりするでしょう。
あれだって第六感なんですよ」
「気が大事だということは、よくわかりますね」
話はまだまだ続いたので、
もう少し続きを書かせてください。


