「ココロというのは常に不安定なんですね」
患者さんがしみじみと口にした。
「そうですよ。天然を継続するのがむずかしい。
天然でいるのが大変なんです。
今や希少価値のあるものにつくのが“天然”じゃないですか。
“天然のマグロ”とかね」
「なるほど!」
「稀有で貴重なもの なんですから、それをココロの部分で継続するのは
並大抵なことではないんです」
「大変で大切なことはよくわかりました。
どうしたら、ココロが天然でいられるんですか? 」
「ココロを天然に保つためにひとつ考えて欲しいのは、
自分自身に対して、いろいろ天然のものを取り入れる ことですね」
「天然のものですか?
そういえば天然石なんてのもブームになっているみたいですが‥」
「天然石を肌身につけることで、ココロを安定させるということは
確かにありますよ。
でも、今の時代だからこそ、ブームになっているんですがね」
「それはどういうことですか?」
「昔は至るところに天然のものがあったんですよ。
そうした状態だったら、今みたいにブームにはならないでしょう」
「でも、石とか樹木とか、わりと日常的に接している
気がするけどな〜」
「加工して生み出された石だったり、人工的に植えられた樹木では、
あまり意味がないんです」
「その 産地に自然のままに、存在するものに触れてこそ、
天然の意味があるんですね」
「ええ、ココロを広く穏やかに保つには、天然のものというのが不可欠です。
だから、天然のものを食するというのも、ほんとうに大事な要素なんですよ」
「食べ物ですか?」
ようやく話が、本筋に入ってきましたが、
続きはまた次回に譲りたいと思います。



簡単だっておもっているのは、人工的というか作為的なものだと簡単なんですね。
真に、天然であるということは、
希少価値であって、現代においては、正真正銘の天然のものに接する機会が少ないので、
天然でいることは、実は難しいのだな・・
と再発見しました。
続きが楽しみです。